くらげたちへのレクイエム4

都内金融機関にて社会人7年目。 東京大学法学部卒。メインは読書記録を書いていく予定。▽キーワード:自己啓発、金融、野球、政治、M&A、競馬、AKB、大家志津香、異国のパルピタンテ、ヴィヴィアン・ゆん、dora☆dora、一色葵

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リスクとは何か。

最近推しているアイドルのメンバーが一人無期限活動停止になりました。詳細な背景は知っているけど割愛。それについて、処分を下したことでユニット全体ファンが減るかもしれない「リスク」があるという言葉を聞いて非常時に違和感がありました。

学問によって用語の定義は異なりますが、経済学では「ある事象の変動に関する不確実性」を指します。
アイドルが何か暴露されると困る事情を抱えている時に、それがいつ表沙汰になるのかわからない状況でアイドル活動を続けること。これには勿論リスクがあります。一方で、運営がそれをオープンにして、ファンが減るのはまず確実な状況を生じさせればリスクは低下することになります。勿論、ファンは減るでしょうし、どれだけファンが減るのかというリスクは残るのでそれを予測しリカバリーする為の対応は必要となります。

リスクを残さないという意味で一回膿を出し切るという判断をした運営は間違ってはいないと思います。成功を望むけれど、その成功を台無しにするリスク要因があるのであれば、それは取り除くに限ります。
但し、何か考えがあってか、処分理由も処分内容も曖昧さを残しているので、ファン側としてこの後どういう事態になるのかわからず、リスクは残るので本腰を入れての応援はし辛い状況。
運営にも残されたメンバーにも、自分たちの作為・不作為がどのようなリスクを招くのか、それは好ましいリスクなのかを考えながら日々行動して欲しいと思います。

仕事柄かもしれないですが、見えているリスクを放置するのって嫌いです。放置してゆでガエルになった時に後悔するのが一番怖いので。リスクがあることを理解した上で行動してそれが結果より悪い事態を招いても、それはそれで仕方がないし決断した人間が責任を取ればいいだけのお話。
リスクに関する情報を収集・分析し、それらを踏まえてリスクをコントロールする施策を打つのがマネジメントの仕事なのだと再認識した出来事でした。


  1. 2016/06/11(土) 10:40:56|
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『欲望産業・下 小説・巨大消費者金融』高杉良

【あらすじ】
大手都市銀行元役員から消費者金融の最大手・富福に迎えられた大宮紘平は、資金調達や、銀行の系列化阻止に辣腕を振るい、社長に昇格する。が、絶対君主として君臨するオーナー会長・里村栄一に阻まれ、経営の多角化もままならない。一方、過剰融資や貸し倒れの増大など、社内外には問題が山積み――。消費者金融の暗部を抉り出し、その後の凋落を予言した傑作経済小説。

主人公も大宮も銀行出身のエリート、そして他の取締役にはノンキャリアながら大蔵省や財務省の役員も名を連ねながら、創業社長の強力かつ歪んだパーソナリティの下では組織として十分なガバナンスを発揮することはできない。一方で、無理な貸出拡張路線は、貸し倒れの増加や違法貸付として組織の土台を蝕んでいく。
これは何も、消費者金融に限った問題ではない。どんな業種であれ、成長していく過程でいかに安定的な組織を構築するかがカギとなり、それができなければ反動として大きなしっぺ返しを食らってしまう。

最近はトップアイドルがCMに出演するなど隔世の感がある。昨今の低金利下では消費者金融のようなノンバンクの方が銀行融資よりもビジネスとしての伸びしろも工夫・改善の余地もまだまだある業種という印象。
もしより洗練されたビジネスモデルを構築して、日本社会のなかでの消費者金融の存在意義を確固たるものにできれば、かつては軽蔑の目で見られてきたノンバンクビジネスが金融のメインストリームとなる可能性は十分にありうると思う。


  1. 2016/06/08(水) 11:11:16|
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『欲望産業・上 小説・巨大消費者金融』高杉良

【あらすじ】
大手都銀の帝都銀行・元常務の大宮紘平は、行内抗争に敗れ、系列の帝都クレジット社長の座も追われようとしていた。かつて頭取候補と目され、カード業界で大宮旋風と言われる拡大路線を展開したその経歴と手腕に目をつけたのは、消費者金融最大手・富福のオーナー社長、里村栄一だった。が、大宮を待ち受けていたのは、富福の驚くべき企業体質だった。消費者金融の絶頂期を克明に描き、その後の凋落を予言した傑作経済小説。

フィクション小説という体裁を取っているが、2010年に破綻した消費者金融業のT社をテーマにした小説。
当時の消費者金融最大手企業の問題点を主人公大宮の合理的・冷静な視点から捉えていく。

昔ご縁があって、東大を出てT社に就職した方とお話しする機会があったけれど、頭の回転は速いし、礼儀やマナーは素晴らしいし、胆力もあり無敵だなと脱帽した記憶がある。確かに今の社会にはそぐわないような非人間的な働き方を社員に強いていた面はあるのだろうけれど、そこで生き残ってきた人たちのパワーは目を見張るものがあった。

本小説で描かれている消費者金融は40~90%という高利の時代の話であり、取り立てに関する制度も不十分で乱暴なやり方がまかり通っており、現在のコンシューマファイナンスと比較すると隔世の感はある。
個人を対象としたファイナンスというものはどの国にもあるし、必要不可欠なビジネスだと思う。実際、本小説の時代でも、利用者や従業員だけでなく多くのステークホルダーが様々な形で恩恵は被っていた。
社会に必要なビジネスに携わりながらも、自分達の企業とビジネスの存在意義を社会のなかで定義しようといった高邁な精神を持つ社員が育たない業界の風土、生活困窮者に金を貸し利益を出す「サラ金」への偏見、そして個人商店としてのガバナンスの欠如が、リーディングカンパニーの崩壊と消費者金融業界の成長を招いてしまったのだと思う。


  1. 2016/06/07(火) 11:08:59|
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マネーショート 華麗なる大逆転

【あらすじ】
2004年から2006年にかけて、アメリカ合衆国では住宅価格が上昇し、住宅ローンの債権が高利回りの金融商品として脚光を浴びていた。多くの投資家たちがそうした金融商品を買いあさる中で、いち早くバブル崩壊の兆しを読み取った投資家もいた。本作はそんな彼らがどのようにしてサブプライム住宅ローン危機の中で巨額の利益を上げたのかを描き出す。

『マネーボール』での作者でもあるマイケルルイスの作品をブラッドピットの制作事務所が映画化した作品。原作の『世紀の空売り』は読んだことはありますが、原作の堅苦しい経済ノンフィクションという印象はなく、人間の感情や思考がコミカルにむき出しで描かれている。
ところどころで現れる金融用語の解説も単純化し過ぎな気はするけれど、分り易く証券化について門外漢でも楽しむことができた。ここ数十年で金融工学が金融商品を複雑化させたけれど、本来は金融なんてシンプルな理屈や計算で動いているはず。
シンプルに考えた結果導かれた自分の予想が、他の浮かれた大多数の見解と違った時、自分の予想を信じることができるのか。そして、投資対象が浮かれた大多数が破滅した時に支払われる保険金だとしてもベットできるのか。
登場した投資家たちがどう儲けたかが重要なのではなく、どう考え、苦しみながら儲けたのかが重要ということを考えさせる映画であった。

  1. 2016/06/06(月) 11:06:29|
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証券アナリスト学習記録 2015.6.7受験

近時、6/5が証券アナリストの2次試験ということで昼休みに証券アナリストの教材を勉強する方々が増えてきました。
今更ながらですが備忘がてら学習スケジュールを記録。

【試験科目】
① 証券分析とポートフォリオマネジメント
② コーポレート・ファイナンスと企業分析
③ 市場と経済の分析
④ 職業倫理・行為規準
1次試験の科目が選択式ではなく記述になり、職業倫理と行為規準が追加されたもの。職業倫理は答えがほとんど書いてあるので、過去問読んで当日十分な分量をかければ満点が可能。

【試験直前までの流れ】
初回受験で1次試験合格後、2年ほど放置。前年はほぼ無勉強で試験に臨み、途中で推しメンの生誕を見る為途中退出し玉砕。結局その後1年間特にテキストを開くことなく1週間前を迎える。

【試験直前】
普段の業務では出題分野のうち③以外は全く使わないので、流石にこのままいくと合格は無理ということで1週間有給休暇を取得。学習室の付いているカプセルホテルを1週間予約して勉強に取り組む。

【月曜日】
協会より配られる「職業倫理」過去問の解答と解説のみをひたすら10周。

【火曜日】
「証券アナリストの為の数学再入門」を一通り読破。
ひとつひとつ丁寧に計算過程も確認。そして、普段全く使わない関数電卓の機能を再確認。
文系人間なので、数式を自分の頭のなかで文章に置き換えて解いていく意識で。

【水曜日】
前日に得た数学の知識を駆使して、証券分析の過去問を3周。
実際に計算して解答を出す時間は残されていないので、問題を読んで側解き方をすぐに眺める。同じ形の問題がでれば解けるという意識さえ植えつけられればOK。
計算が複雑な問題は時間をかけてもできないものとして諦めて、ひたすら部分点狙い。

【木曜日】
企業分析の過去問5年分を10周。
企業価値評価ここは通常業務でやっている内容なので、さらっと流す。
指標と公式を間違えると洒落にならないので、曖昧な公式のみを単語カードにして丸暗記。

【金曜日】
経済対策は時事問題と絡めての出題が多いが、本質は基礎的なマクロ経済の理論を抑えておけばOK。
読み物を読んでいるイメージで過去問と解説を流すだけ。過去問5年分2周(1週目はじっくり、2週目はさらっと)。

【土曜日】
推しているアイドルのワンマンライブでリフレッシュ(現在は出禁)。
午後は温泉に使って英気を養うつもりが、カプセルホテルの近くで解散したアイドルのイベントがありそこでチェキを撮影して思い出づくり。
更にワンマンのファン同士の打ち上げでアルコールを摂取し爆睡という試験前日とは思えない過ごし方。
なにはともあれ、試験当日にクリアな思考をする上でストレスと睡魔は大敵なので、そこは回避できる過ごし方はできたと思う。

【試験当日】
まずは得点の期待値の高い順に、職業倫理→企業分析の時間で時間をかけて解答。
職業倫理は時間をかければ誰でも満点は取れるし、企業分析も1次とは対して難易度は変わらない。
経済の時事問題は日ごろ新聞で頻繁に出てくるキーワードと、マクロ経済の基礎知識でそれらしい解答を作成。経済学で実態経済が全て説明できれば苦労はしないと開き直り、ロジカルな答案であることのみを重視してそれっぽいワードを盛り込みながら書き続ける。
証券分析は意味不明であったが、取敢えず覚えている公式をひたすら書いて部分点狙い。最後まで解けた問題はないのであまり関数電卓は使用せず。

手ごたえとしては、職業倫理ほぼ満点、企業分析は7割くらい、他は全て神のみぞ知るという感じでしたが、ひたすら解答だけはかきまくりました。翌日、右の上腕が筋肉痛になるくらい(笑)
周りを見ても、試験後に合格したという実感を持てる方は少数派で、確実に得点できるところで得点して、あとはひたすら解答用紙を埋めていれば合格している印象。

アナリストのように、仕事で使う方はテキストを記憶&理解する必要はあると思いますが、箔をつけたいor会社からの報奨金目当てで合格したいだけでの受験であれば直前期の短期集中でいいのではと思った試験でした。


  1. 2016/06/05(日) 11:02:34|
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『究極の体調管理 人生を変えるハイパフォーマンス計画』鈴木 登士彦

「自然手技療法」の創始者が、数多くの超一流のクライアントに施術するなかで編み出した「超健康」になる方法をまとめた一冊。「自然手技」や「超健康」など胡散臭い用語が満載ですが、所謂一般的に確かであろう健康法のエッセンスと具体的なやり方を平易な文章で書いていて至ってまとも。数冊の健康法の内容が一冊で網羅されており、かなりお得な内容であった。
若いうちは、少々無理が聞くので健康には気を遣ってこなかったが、30歳も目前となると、オフの過ごし方や仕事中のスキマ時間の何気ない過ごし方がパフォーマンスとアウトプットを決めるかを実感する日々。みんながまとまってランチを取る習慣もコミュニケーション上ではあるが、偶には一人で「真剣に」休んで体を回復させるという取組も重要なのだと思う。
それにしてもシステマって本当にあったんですねw

【エッセンス】
 1時間早起きして身体を動かす習慣を身に着ける。
 超健康になるためのキーワードは「運動」「食事」「呼吸」「休息」

【運動】
 背中とお尻の状態と、体力、回復力、行動力、内臓への負担、精神力はほぼ例外なく同調する。
 綺麗に「立つ」「歩く」姿勢を維持する。
 一流の人はゆるみ、二流の人はだれる。⇒脱力メソッド
 自信がない時こそ胸を張って自信を作る。
 思いついたことは「テキパキ」と体を動かして行う。一歩でも多く歩く。

【食事】
 血糖値を急激に上げる甘いものは避け、肉・魚・ビタミンの多い野菜などを食べる
 体温を下げないように常温以下の食べ物は口にしないようにする。
 蛋白質の取り方を意識する。動物性蛋白質と植物性蛋白質のバランスを意識。不足した場合はプロテインを摂取。イワシであれば、良質な脂肪と蛋白質を同時に摂取できる。
 栄養はおかずにある。いかに糖質の摂取を抑えられるかが食事制限のポイント。
 夕食は就寝の3時間前までに取る。 ⇒ 難しければ、白湯やホットミルクで軽めに済ませる。
 間食はやめて、良く噛む習慣を身に着ける。間食は取るとしても甘いものではなく、ナッツかゆで卵。
 水は新鮮な水を一日2リットルは摂取する。
 週末にはプチ断食すると、排泄力が高まり睡眠の質も向上する。⇒ 断食の前後の食事を軽いものにすることが肝要。

【呼吸』
 「意識的にゆっくりと、深く、息を吸って、吐く」⇒ 呼吸は精神面だけでなく肉体面にも影響
 ブリ―ジング呼吸法:鼻から吸って口をすぼめて吐く。
 ペンタゴン式呼吸法:1分間に8~10回の呼吸を保ち4カウントで吸い、8カウントで吐。く
 呼気は相手を否定し、吸気は相手を受け入れる。

【休息】
 寝る前のルーティン「水分補給」「身体に接点をもつ寝具をまめに交換」「ゆっくりした呼吸とともにゆるめてストレッチ」
 アクティブレスト(動的休息)⇒こまめに無駄に動く
 疲れてから体力を回復するのではなく、疲れない体を作る。
 瞑想を習慣化する。目をつむり、鼻の後ろを見つめるイメージで鼻から吸い、鼻から吐く。
 深い呼吸に意識を向ける。足裏から息を吸って、息を体中にめぐらせ吐く息とともに体が柔らかくなるイメージ。
 1日のはじめに瞑想すると、より効率よく一日を過ごすことができる。
 安眠のためのルール。①ベッドとベッドルームは清潔に ②倒れるまで仕事をする ③眠れない時は眠りが必要ない時と考え、読書や瞑想など自己成長の時間に ④首の緊張を取って眠りの質を上げる ⑤脱力する ⑥ダイレクトスリープ呼吸法(大きく息を吸って、5~6カウント息を保ち、さらに漏れるような息を7~8カウント)を繰り返す。
 スキマ休憩の重要性を認識する。 ①体を動かす(スクワット、ジャンプ) ②栄養補給(水、ナッツ、ゆでたまご) ③15分仮眠or5分瞑想 ⇒ どれだけ真剣に休めるか。全力で休む。
 アイケア ①おしぼりなどで目を温める ②目を閉じる。
 ため息やあくびを積極的に取り入れる。


  1. 2016/06/04(土) 11:00:51|
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