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くらげたちへのレクイエム4

都内金融機関にて社会人7年目。 東京大学法学部卒。メインは読書記録を書いていく予定。▽キーワード:自己啓発、金融、野球、政治、M&A、競馬、AKB、大家志津香、異国のパルピタンテ、ヴィヴィアン・ゆん、dora☆dora、一色葵

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『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』出雲充

ユーグレナについて今まで、知っていたことは東大卒で銀行出身の現社長が大学時代の友人と始めた農業ベンチャーということ。正直なところ、この本を読む前までは、出雲社長について、銀行である程度安定した人生を歩もうとしたところで、友人が事業化しそうな材料をみつけたから起業したある意味運のいいベンチャー経営者だと思い込んでいた。
しかし、この本を読んでそれは間違いだと気付かされた。彼は、高校時代から、世界の飢餓問題、エネルギー問題について解決したいという思いを抱いていたのである。そして「仙豆」のような農産物を探したとき、動物的な要素と植物的な要素を持つミドリムシと出会い、ミドリムシに人生をかけることを決めた。銀行への就職は、ミドリムシを通じて「破壊的イノベーション」を起こし、世界を救うという夢に向けた一つのパーツだったのである。
銀行を退職した時も、まったくビジネス化の見通しはたっていなかった。また、ビジネス化の目途がたった後も、それまで支援を受けてきたライブドアへの風評被害もあり、決して順風満帆な道ではなかった。ほかのベンチャー起業家と同様に胃がヒリヒリするような経験を出雲社長も経て今があるのである。
参考になったのは、人間の進歩に資するテクノロジーが世間に受け入れられるには、「サイエンティフィカリー・コレクト」(科学的に正しいこと)と、「エモーショナル・アグリーメント」(感情的な共感)の両方が必要。そのためには、経営者自身が、この領域では自分がナンバーワンであるという自信を持つこと、夢を多くの人にあって共感してもらうことが必要。事業が論理的、科学的に正しいということだけではビジネスを成功させることができず、顧問や少数株主など、誰がその夢に共感してくれたかということも重要であるということを実感した一冊だった。
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  1. 2017/10/01(日) 06:09:17|
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