くらげたちへのレクイエム4

都内金融機関にて社会人7年目。 東京大学法学部卒。メインは読書記録を書いていく予定。▽キーワード:自己啓発、金融、野球、政治、M&A、競馬、AKB、大家志津香、異国のパルピタンテ、ヴィヴィアン・ゆん、dora☆dora、一色葵

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『ライアーズ・ポーカー』 マイケル・ルイス

筆者はソロモンで債券のトップセールスであったマイケル・ルイス。
日本では「マネーボール」の著者としてのほうが有名です。小職も彼がソロモン出身だということをつい最近になってしりました。


「投資銀行=巨大な幼稚園」
就職時には投資銀行を目指していたこともあり、この見出しに惹きつけられ購入。
ソロモンがなぜ隆盛し、そして没落していったかの流れがわかります。要は必然ではなく偶然の産物です。


タイトルの「うそつきポーカー」はインディアンポーカーのような単純なルールの化かしあいゲーム。
インディアンポーカーよりも確立論の要素の割合は大きいが、勝つ為に必要なのは相手の心理を読みきること。
この単純なゲームに債券トレーダーの本質が含まれていると著者は主張する。


世間からはエリート扱いされ、国民の平均年収より遥かに高い給料をボッタくる投資銀行マンがどれだけ優れているか。それと同時にどれほど非常識でばかげているのかということがわかるように緻密に構成されている。若手と上長との明確なヒエラルキー、フロアの雰囲気、ボーナス事情は本当にリアル。

私自身金融機関に働く身として世間一般の常識とずれているかを認識できただけでも有益であった。

一般の読者が学ぶべきは、金融機関との付き合い方なのだと思う。営業妨害レベルな赤裸々っぷり。
恐らくこの本を読めば銀行や証券会社の社員に対する見る目が大幅に変わると思う。多くのバンカーの名誉の為に述べるが、この本に描写されているような人数はごく僅かである(笑)


海外紙の書評を読みかなり期待していたが、大笑いできるレベルかというとそうでもない。投資銀行を題材とした喜劇としては、下品さもシニカルさも『サルになれなかった僕たち』の方が遥かに上ではある。
「銀行員あるある」がふんだんに散りばめられていたので、適度に笑うことはできた点では及第点。



満足度
☆☆☆★★


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  1. 2012/01/10(火) 23:34:48|
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