くらげたちへのレクイエム4

都内金融機関にて社会人7年目。 東京大学法学部卒。メインは読書記録を書いていく予定。▽キーワード:自己啓発、金融、野球、政治、M&A、競馬、AKB、大家志津香、異国のパルピタンテ、ヴィヴィアン・ゆん、dora☆dora、一色葵

映画 ハゲタカ

あらすじ(Wikipediaより)
かつて、日本を買い叩き、一世を風靡した「ハゲタカ」こと鷲津政彦。彼は芝野健夫とともにあけぼの光学を立ち上げた後も、着々と企業買収を繰り返してはいたものの、一向に変わらない日本社会に嫌気がさし、最近は隠遁に近い生活を送っていた。一方、ターン・アラウンドマネージャーとしてあけぼの光学を立ち上げた芝野は、日本を代表する自動車企業アカマ自動車に役員として迎えられ、企業再生の道を模索していた。
そんな時、芝野は海外を中心としたインターネットでアカマ自動車の悪評が流されているのに気が付き、誰かがアカマを狙っている、と考え鷲津の元を訪れ助けを求める。しかし、鷲津はこれを無下に断った。
一方、中国政府系ファンド・CLICの意向を受けたブルー・ウォール・パートナーズの劉一華はアカマ自動車のTOBに乗り出すことを宣言する。そこには中国政府が自国へと技術を取り込みたい思惑があったのだが、劉はそれを知る由もない。一方、鷲津は劉の記者会見を知り、MGS銀行頭取・飯島とアカマ自動車社長・古谷の要請にてホワイトナイトとしてアカマ買収に立ち向かうことを決意する。
「ハゲタカ」鷲津と「赤いハゲタカ」劉のアカマをめぐる攻防戦の幕が切って落とされた。しかし・・・国家規模の巨額資本をバックに攻勢を仕掛ける劉に対し、鷲津はただ圧倒され成すすべもない。
そこで鷲津はドバイにてオイルマネーを調達、かつては敵対関係であった西乃屋旅館社長・西野の協力を得てある計画を実行に移す。それは、アカマや劉、その背後にいるCLICだけでなく、世界中のマーケットさえ巻き込むことになる、いわば「資本主義の破壊」への壮絶なるシナリオであった。


クランクイン前にリーマン・ショックが発生し、金融業界の環境が激変。リーマン・ショックを踏まえた現在の時間軸に合わせるために、大幅に脚本・配役が変更されたそう。
リアリティという面では不満が残りますが、登場してくる社名や設定が絶妙で現実世界に存在する企業と重ね合わせながら見てしまうので、その企業の現実世界での振舞いや結末を知っているとついついにやにやして見てしまいます。
ドラマ「ハゲタカ」に関する予備知識がなかったので序盤では人間関係や人物設定の理解に苦労しましたが、前提知識がなくても相応には楽しめました。
メッセージ性が強すぎるので、金融に全く興味がない方にはおススメはできないかもしれません。

「腐りきった日本」に嫌気が差した鷲津が、「腐りきったアメリカ」を叩く様は痛快でした。まさに2000年代に一世を風靡した欧米型資本主義のひずみが正されていくようで。
欧米型資本主義には正しい面もある一方で、それを盲目的に信じることは危険性を孕みます。

世界経済の主役へと踊りでようとしつある中国人の劉の「日本は生ぬるい地獄」というセリフが強烈に頭に残りました。

私自身、リーマン前にバブルを謳歌したと言われる金融業界にリーマン後に入り青息吐息ですが、日本が「生ぬるい地獄」から脱却できるように業務に精進せねばと改めて気を引き締める契機にはなりました。

満足度
☆☆☆★★


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  1. 2014/04/17(木) 05:30:07|
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