くらげたちへのレクイエム4

都内金融機関にて社会人7年目。 東京大学法学部卒。メインは読書記録を書いていく予定。▽キーワード:自己啓発、金融、野球、政治、M&A、競馬、AKB、大家志津香、異国のパルピタンテ、ヴィヴィアン・ゆん、dora☆dora、一色葵

『一流の人はなぜ落語を聞くのか』立川 談四楼

ビートたけし、小泉進次郎、オードリー若林など各界の一流と言われる人には落語好きを公言している方が多い(統計は取っていないので断言はできないが)。
一流と言われる彼らがなぜ落語に魅せられているのか、本書はその理由に迫ったドキュメンタリー。。。では決してない。
落語家の書く本はなぜタイトルと中身の乖離が激しいのか。タイトルで売上が大きく左右されるので仕方がないし、そんな指摘は落語家には野暮なのでしょうが。
(ちなみに、タイトル買いで失敗したと一番後悔しているのが、柳家花緑の『落語家は何故噺を忘れないのか』)

私も大学時代から時々立川志らく師匠の独演会に度々足を運んでおり、志らく師匠のDVDは全て持っているほど。
この本を読むことで一流の人間は落語好き⇒だから落語好きな私も一流なのだと自己暗示をかけるという不純な動機で購入したけれど、そもそも購入動機が全然ロジカルではなかったですね(笑)
ところどころ、落語の技術や教訓が現実世界でも生かせるというエッセンスはあるのですが、大半は師匠である談志とのエピソード。
志らく師匠の落語が好きなのだから、談志のことが嫌いなわけがないということで、一気に読み進めてしまい思わぬ収穫本でした。言っていることは無茶苦茶な時もあるけれど、それに懸命に応えようとする弟子たちの話から学ぶことは多かったです。
『談志の弟子の落語や文章はなぜおもしろいのか』。超一流の師匠と接する機会があったとは言わずもがなですが、師匠の無茶振りに応えようとすることで落語家・作家としての閾値を高めることができたからなんだろうと思います。
教育制度や会社システムにおいては常識的であることが求められますが、偶には無茶苦茶な人がいたら組織も活性化するのだろうし、日本からもっとイノベーターが生まれてくるのではないかと感じました。


満足度
☆☆☆☆☆


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  1. 2015/05/21(木) 23:09:51|
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