くらげたちへのレクイエム4

都内金融機関にて社会人7年目。 東京大学法学部卒。メインは読書記録を書いていく予定。▽キーワード:自己啓発、金融、野球、政治、M&A、競馬、AKB、大家志津香、異国のパルピタンテ、ヴィヴィアン・ゆん、dora☆dora、一色葵

マネーショート 華麗なる大逆転

【あらすじ】
2004年から2006年にかけて、アメリカ合衆国では住宅価格が上昇し、住宅ローンの債権が高利回りの金融商品として脚光を浴びていた。多くの投資家たちがそうした金融商品を買いあさる中で、いち早くバブル崩壊の兆しを読み取った投資家もいた。本作はそんな彼らがどのようにしてサブプライム住宅ローン危機の中で巨額の利益を上げたのかを描き出す。

『マネーボール』での作者でもあるマイケルルイスの作品をブラッドピットの制作事務所が映画化した作品。原作の『世紀の空売り』は読んだことはありますが、原作の堅苦しい経済ノンフィクションという印象はなく、人間の感情や思考がコミカルにむき出しで描かれている。
ところどころで現れる金融用語の解説も単純化し過ぎな気はするけれど、分り易く証券化について門外漢でも楽しむことができた。ここ数十年で金融工学が金融商品を複雑化させたけれど、本来は金融なんてシンプルな理屈や計算で動いているはず。
シンプルに考えた結果導かれた自分の予想が、他の浮かれた大多数の見解と違った時、自分の予想を信じることができるのか。そして、投資対象が浮かれた大多数が破滅した時に支払われる保険金だとしてもベットできるのか。
登場した投資家たちがどう儲けたかが重要なのではなく、どう考え、苦しみながら儲けたのかが重要ということを考えさせる映画であった。

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  1. 2016/06/06(月) 11:06:29|
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