くらげたちへのレクイエム4

都内金融機関にて社会人7年目。 東京大学法学部卒。メインは読書記録を書いていく予定。▽キーワード:自己啓発、金融、野球、政治、M&A、競馬、AKB、大家志津香、異国のパルピタンテ、ヴィヴィアン・ゆん、dora☆dora、一色葵

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暴力団 (新潮新書)  溝口敦

ブログを書き始めて一カ月以上放置。
書評ブログを始めるというコンセプトに無理があったのか。競馬予想ブログとか、AKBファンの叫びとかならもう少し更新頻度があがると思うんですが。


それなりのペースで本は消化できてるんだけど、感想を書くとなると非常に高い。

気を取り直して、今日はアングラ系な本を読んでみました。
東京都も暴力団排除条例が施行されるということで、一般市民としてはより一層反社会的勢力の接触に留意しなければなりません。そもそもの疑問は本条例が、憲法違反なのではないかということ。よく全都道府県の条例を通過できたなと感心してます。

誰か一人くらい「憲法違反」を声高に叫ぶ憲法学者が出てもいい気がするのですが。何も、反社を肯定するわけではなく、過去の判例や憲法の趣旨との論理的整合性を追求するような学者に出てきて欲しいものです。


掲題の本ですが、非常にわかりやすく暴力団が説明されています。
テキヤ・博徒・愚連隊の違い、組員・構成員・共生者の違い、各国の反社勢力の比較など、日常会話で稀に使うアングラ用語がわかりやすく解説されていています。そして、同じ言葉を何度も反復するので否が応にも頭に入って来ます。正直、もっと言い換えの言葉を使った方が、文章としてはスマートな印象ですが。

バブル期の暴力団員の平均収入高は1,400万円だったとか、覚せい剤の末端価格は生産者段階の150倍など酒の席でうんちくになるような話題満載。

作者はの主張する中立性というのも比較的維持されていた印象。
作者は暴力団の将来に対してかなり悲観的。一方で、暴力団がマフィア化する可能性にも警鐘を鳴らしている。
何がベストな選択かは未来にならないとわからないが、やがて暴力団はすたれてしまうのであろう。


「暴力団を完全にせん滅したいなら、暴力団である時点で有罪となる法律を作ればいいのではないか」という筆者の主張は目からうろこが落ちた。確かに、暴力団のせん滅を標榜しながら、暴力団の存在を前提と置いている現行法は矛盾している。暴力団の延命を望む存在としての○○という視点で読めば非常に興味深いかもしれない。



満足度
☆☆☆★★


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  1. 2011/10/05(水) 00:10:29|
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