くらげたちへのレクイエム4

都内金融機関にて社会人7年目。 東京大学法学部卒。メインは読書記録を書いていく予定。▽キーワード:自己啓発、金融、野球、政治、M&A、競馬、AKB、大家志津香、異国のパルピタンテ、ヴィヴィアン・ゆん、dora☆dora、一色葵

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

会社の部活も不戦勝で流れてしまったので、男一人で映画鑑賞(泣)


最初のドラマが放送されてから既に15年も経過しているとは。
言われてみれば皺や白髪も増えたキャストが多くなった気はするけれど、時間がたつのは早いものです。
なぜに年を重ねるごとに1年や1か月があっという間になっていくのか摩訶不思議。


映画の感想はというと、今年見た邦画の中では一番という大満足な映画でした。
最後のオチは少しチープな印象があったように感じられたけれど、
自らの正義を貫いた犯人の行動もすごい納得できるところがあったし、
去り行くものの哀愁や、腐りきった組織の汚さ等感情に突き刺さってくるような要素がふんだんに盛り込まれていて。

理想を実現できない組織への若手幹部たちの葛藤などは、自分も社会生活を営む者として共感できるところは多々ありました。
ある程度組織が強大化すると、自分で判断できない人間や優秀でない人間、やる気がない人間が出てくるし、
不正の事前予防や、事後的な結果責任の追及という観点からもルールは絶対に必要であり、
その中でも特に厳しいルールに服さなければいけないのは、警察のような巨大な権力を持った組織なのだと。

理想は、組織に属する個が、常に最善的確な判断を下すことができることだけれども、
到底そのようなことは夢物語であるし、トップも責任を取りたくはないから、ガチガチにルールを固めざるをえない。
しかし、ガチガチのルールは柔軟性に欠けるので、時には想定されないケースを招くこともある。
そのバランスをいい塩梅でとるというのは非常に難しいのだろうな。
決まり通りに行動すれば責任は回避できるし、思考停止していてもOKなので非常に楽。
でもそれじゃぁまずいということは、何か大きなものを失うまで人は気づくことはできないのかも。

主人公の正義感を自分の軸として行動する熱い人間が一人くらい組織にいてもいいのかもしれない。
多分、自分の組織に青島がいたら絶対に仲良くはなれないし、むしろ正面衝突するとは思いますが(笑)

組織とは何か、組織を正すために許される正義とは何かを考えさせられた映画でした。

満足度
☆☆☆☆☆


スポンサーサイト
  1. 2012/10/01(月) 23:56:26|
  2. movie
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<『七十歳死亡法案、可決 』垣谷 美雨 | ホーム | 『苦役列車』 西村賢太>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://greedislegal.blog.fc2.com/tb.php/72-e6878f2d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)