くらげたちへのレクイエム4

都内金融機関にて社会人7年目。 東京大学法学部卒。メインは読書記録を書いていく予定。▽キーワード:自己啓発、金融、野球、政治、M&A、競馬、AKB、大家志津香、異国のパルピタンテ、ヴィヴィアン・ゆん、dora☆dora、一色葵

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なぜ男性地下アイドルがいないのか

「なぜ男性地下アイドルがいないのか」仮説を考えて来いと、上司に言われたのですが、冷静に調べてみると男性地下アイドルって結構いますよね。毎日のようにどこかで、メンズアイドルフェスって開催されていますし。

とはいえ、地上のアイドルではAKBじゃなく、ジャニーズのように男性アイドルも相応に市場規模を持っているのに、地下アイドルといえば女性アイドルの方が圧倒的に市場規模は大きいのか理由を考えてみました。

① DDファンの少なさ
男の地下アイドルファンにはDDと呼ばれるファンが一定層いて、取りあえずライブを楽しみたいから現場へ行く、気になったら物販でお金を遣うという層が一定程度います。一方、女性ファンは男性地下アイドルの「専オタ」と言われる方が多い印象。なんとなくライブを楽しみたいから現場へ行くということは少なく、自分の目当てのアイドルがいるからライブへ行くし、物販でお目当てのアイドルに結構なお金を遣うという方が多い印象。
語弊があるかもしれませんがが、本能的に男性はできるだけ多くの遺伝子を残したいという欲求があり、浮気をする生き物なので、色んなアイドルでお金を遣う。何年もオタクやっていて「単推し」を貫くことができている男のオタクなど見たことがないです(笑)
一方、女性は子供を産むことができる期間は人生の一部だけ。また、一人の男性の子供しか妊娠できないという制約があり、複数の男性を同時に愛する(推す)ということはしないのかなと。女性ファンは目当て以外のアイドルの為に時間を使う。アイドルのライブや物販の時間以外に価値を見出すということはしないのかなと。

② ファンの経済力の差
女性地下アイドルの男性ファンが10~60代まで幅広いのに対し、男性地下アイドルの女性ファンは10~30代に限られている印象。
女性アイドルのファンは一流企業勤務の中年男性であったり会社経営者であったり、かなりの金額をオタ活に使えるのに対し、特に男女の賃金格差は大きくて20代前後で月二桁万円遣える方の母数が少ないのは致し方ないのかなと思います。

③ ファンコミュニティの差
①が正しいとすると、男性ファンでいうところの「ガチ恋」が多い訳で、その中では上手くファンコミュニティが機能していかないので、界隈を大きくしていこうという意識が働かないのかと。男性オタだと、ファンコミュニティの内部で上位になりたい、界隈が大きくなっていく過程を眺めるのが楽しいというファンがいて、その人たちが生誕やワンマンなどイベント企画時にお金や労力を遣うけれど、自分が推しにとっての一番でありたいという思うファンばかりでは、そういう企画も上手くいかないのかなと。男性地下アイドルを推したことはないので、これは完全に仮説の域をでません。

取りあえず、上司に意見をぶつけてみて仮説をブラッシュアップしていこうと思います。
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  1. 2017/03/05(日) 22:39:43|
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ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ

民主党大統領候補ヒラリーが批判を浴び、トランプ大統領誕生の大きな要因となった私的メール利用問題。そのメール私的利用は、民主党議員ウィーナーのセックススキャンダルを調査する過程で見つかった。ハンサムな容姿と巧みな弁舌で人気を集め、ヒラリーの右腕と評される妻と理想の夫婦として注目されていたウィーナー。しかし、ツイッターへの誤投稿から、女性と性的なメッセージや画像を送りあう性癖を持っていたことが明らかになり議員を辞職する結果に。
2年後ウィーナーは妻や周囲の赦しを得ながら、ニューヨーク市長選に立候補して再起を目指す。その選挙において密着取材が行われた作品が本作品。
物語の序盤では、セックススキャンダルの被害者である妻の赦しもあり、リベラルなNYの市民はウィーナーに再度のチャンスを与えようとする。世論調査ではトップに立ち、対立候補がウィーナーの人格攻撃をしようものならブーイングが起こる始末。ウィーナーも周囲も選挙戦に手ごたえを感じた矢先、ウィーナーには再度のスキャンダルが生じてしまい、それはウィーナーの政治生命に止めを刺す結果に。
おそらく、撮影陣は二度目のスキャンダルの後はガッツポーズしていたのでは。結果的に、選挙コメディドキュメンタリーが出来上がったわけですが、選挙戦終盤のいくら政策を訴えようとしても性的嗜好についても質問しかされないウィーナーが哀れになる。
ただ、いくら展開が面白くてもドキュメンタリーは本物のコメディには勝てないわけで、一度過ちを犯した政治家が、市民に赦され再起していく熱狂を描いたドキュメンタリーのほうが映画として価値があったのではないかと。
今までの選挙ドキュメンタリーはマック赤坂であったり泡沫候補を描いた作品が多いですが、資金調達パーティであったり幹部会議であったり、有力陣営の裏側を描いた作品というのは珍しいのでそこには価値があると思います。
いずれにせよ、政治家もアイドルも下ネタには注意しないといけないですね。
  1. 2017/03/05(日) 21:40:23|
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『しんがり 山一證券最後の12人』 清武英利

1997年に自主廃業を発表した山一證券。多くの社員が、沈みいく船を見捨て新たな職を探す中、会社に踏みとどまって経営破綻の理由を追及し、また法人の清算業務に就いた社員がいた。真相究明と清算業務を続け、最後まで会社にとどまって企業の最後を見届けた「しんがり」社員の姿を実話に基づいて描いた経済小説。
著者の清武英利といえば、巨人軍代表として渡辺恒夫氏とトラブルを起こして追放されたイメージが強いが、この本を読んで記者としても超一流なのだなと感心した。
記者らしく緻密な取材を重ね、また、山一破綻劇の決して中心ではない脇役たちに焦点を当てて、破綻の裏には何があったのかを描こうとする視点はすばらしいと思う。
「簿外債務」「含み損」「飛ばし」。本来、会計は企業の静的な財産の実態をありのままに表現し、多くのステークホルダーにわかりやすくするもの。しかし、会計によって評価をされる経営者にとっては、「飛ばし」などの複雑な技法を採用することで、決算を実態とは異なる見栄えの良いものにする誘惑が働いてしまう。経営が上向けば、いずれは「飛ばし」を解消できると思っても、現実はそうはならず、組織に突然死をもたらす時限爆弾へと変化していく。
東芝の減損の問題にもあるように、会計で無理を通せば、その悪影響はいずれ出てくるもの。「山一證券」という教訓を生かして、わかりやすく不正のない会計基準と運用制度を作っていかなければならないなと感じた
  1. 2017/03/05(日) 21:13:00|
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『懲戒解雇』高杉良

三菱油化がモデルとなる経済小説。
主人公は財閥系繊維メーカーの課長として、経営企画のエースと目されているが、ある役員と対立してしまう。更に自分の仲人であり理解者でもある役員が子会社への転出となり、対立する役員は専務へと昇格する。一方で、主人公や海外子会社を利用した不正を突き止め、その不正を建白書という形で告発する。
会社はそのもみ消しを図り、主人公の過去のルール違反を汲まなく調べ上げ、それを理由に主人公に懲戒解雇を突きつける。主人公は、自分の名誉を守るため、会社を訴えて対抗する。

日本の雇用慣行における「三種の神器」は終身雇用、年功序列型賃金制、新卒一括採用といわれる。高度経済成長期においてはそれらが上手く機能し、社員は会社が定年まで面倒を見てくれると信じてがむしゃらに働けば良かった。そうした中で、社員にとって「懲戒解雇」はサラリーマン人生の死刑宣告にも等しく、社員が会社に歯向かって訴える、不正を告発するなどあり得ないことであった。
主人公のことを思う同期や上司も、経営者の意を汲んでのことではあるが、主人公に穏便に懲戒解雇を受け入れるように進言するが、主人公は自分の正義と名誉を守る戦いにうってでる。

現代は経理のチェックや経費の承認プロセスは厳しく、会社のお金で呑むなんて接待くらいに限られるが、昔は小説内で書かれているように社内の私的な呑み会を交際費として扱うようなことは許されていたのだろう。
密にはルール違反や不正であっても、時代によって組織として何が許されるのか、何が社会の非難を浴びるのかは個々の事情によって変わってしまう。一般社会においても許されないことも、ある会社によっては社内政治や経営層の圧力によって善とされてしまうこともあるだろう。
そうした見過ごされた不正に遭遇した時に主人公と同じように、組織に歯向かう勇気は自分にあるのかを考えさせられた。
終身雇用も年功序列も崩壊し、会社は守ってくれない現代においては、会社の明らかな不正に手を貸すほうが人生のリスクになってしまうのかもしれないが。


  1. 2017/03/05(日) 19:55:33|
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日本で一番悪い奴ら

日本アカデミー賞の授賞式を見ていて、唯一知らない作品だったので関心がありレンタルして鑑賞。原作は『恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白』。稲葉事件をモチーフに、現役警察官による覚醒剤取引や拳銃売買、その背景にある警察の組織的な裏金作りや不祥事を描いた作品。

ロシアとも接して密輸の窓口となりやすい北海道において起こった警察の不祥事事件。柔道の腕前を買われて警察官になった主人公は、当初は不器用で結果も出せず苦しむが、ピエール瀧演じる「悪い先輩」の薦めを受けて、暴力団と癒着した点数稼ぎに邁進していく。愛人を囲ったり、覚醒剤売買の上前を跳ねて贅沢な生活を送ったり、主人公には罪の意識はない。自分のことを必要悪として、むしろ正義として悪に手を染めていく。
周囲の警察官も拳銃や覚醒剤の検挙実績を挙げるため、主人公を咎めるどころか利用していく。しかし、結果として主人公とその相棒は逮捕され、相棒と主人公をけしかけた同僚は死を選ぶ。主人公を利用した人間たちの罪は問われることのないのに。
程度の差はあれ、一般的なコミュニティにおいても、違法とはいわれないまでも、自分の意に沿わないことをやらざるを得ないケースはままあるだろう。その時、上司や組織の意に反してまで自分の正義を貫くことはできる人間は少ないだろう。誰しも、与えられた環境や役割によってはこの映画の主人公のように悪に染まってしまう。
タイトルである「日本で一番悪い奴ら」は一体誰のことなのか、考えさせられる作品。



  1. 2017/03/05(日) 19:49:12|
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2016年オタク活動まとめ

今日は楽しいクリスマスイブということで、2016年のお仕事も振り返り。主現場はライブ3本だそうでw
今年から日々の様々な計数を記録しようということで、推し事についてもチェキの枚数やかけた費用を記録するようになりました。

昔は握手会の記録でしたが、今年は完全に地下ライブ活動とカフェの記録。

【握手会】
5/1 42ndシングル個別@横浜 大家志津香×5枚
11/7 45thシングル個別@幕張 大家志津香×3枚(写メ1)
今年は握手会の参加は2回のみ。生誕絡み等で会場へ足を踏み入れる機会は何度かありましたが、主現場最優先でしたので何度握手券を無駄にしたことか。大家さん8部のみなのですよね。午前中ならもう少しは参加できるのですが。

【カフェ/シアター】
① DDPシアター42回
② アキバドラッグ&カフェ 41回
③ パルピタンテカフェ 7回
その他 31回 
3月までは主にアキドラ。秋葉原に近いから今の家に住んでいるところもあるのに、賃貸契約を更新したタイミングでアキドラが新宿に移転するという罠。4月~9月はゆんも出勤していたのでDDPシアターへ拠点を移しました。後方彼氏面オタクとしてテレビに映ったりもしましたが、ゆんも出勤はないので最近はご無沙汰。
近時はすっかり平日にカフェにいる機会はなく、時々お酒の飲めるコンカフェに顔を出してます。

【ライブ回数(入場料支払ベース)】
異国のパルピタンテ(異国のファルマチスタ) 169回
その他 47回
異国以外は夢咲あいり、アイドル諜報機関LEVEL7、Tick☆tikなど。
今年は名実ともにすっかり異国中心のオタク活動でした。台湾遠征も無理やり行ったし、今年は文字通り「行けるライブはすべて行く」を体現したつもり(笑)。

【チェキ枚数】
チェキ枚数2016
当然ながら推しがダントツ。下期になってカフェ等でチェキを撮れる機会が激減したのでペースは落ちましたが。続いて、話せばとりあえず些細な悩みなんかは吹き飛んでしまうそら♨るるさんが2位。
他の異国メンバーは同じくらい撮りたいのですが、並んでまで撮ろういうモチベーションがないのですね。

【オタ活費用(プレゼント・飲食費・交通費含む)】
cost.jpg
払っている時はあまり気にならないですが、家計簿の集計やエクセルの集計を見るとドン引きしますね(苦笑)
課金レース、イベントや遠征がある月の膨張っぷりがすさまじいですが、ライブ中心になった下半期はなだらかになったつもり。
金融業界も逆風が吹き荒れていつクビが飛ぶかわからないですし、いつまでも今みたいな独身貴族はできないと思うので、来年は家計をかなり引締めようと思います。

2017年はオタクよりも優先せねばいけないことが増えそうなので、そちらを優先してバランスをとりつつ月2~4回くらいの頻度でライブに顔を出せれば望ましいですね。
その前に年初は大家さんの生誕があると思われますので、「消えたオタク」ですが、きっちり役割は果たそうと思います。
  1. 2016/12/24(土) 10:59:47|
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闇金ウシジマくん ザ・ファイナル

【あらすじ(公式HPより)】
トゴ(10日で5割)という違法な高金利で金を貸し、返せない客をシビアに追い詰めるアウトローの金融屋・カウカウファイナンスの丑嶋馨(ウシジマ・カオル)。
「カオルちゃん、あのウサギは元気?」
竹本という同級生がカネを借りるために丑嶋の前に現れたことで、決して語られることのなかった丑嶋の過去が明かされる。
丑嶋の盟友の情報屋・戌亥や、カウカウの社員で盟友の右腕・柄崎と高田、心優しい受付嬢・モネ、最凶最悪のライバル・鰐戸三兄弟に加え、女闇金・犀原茜と部下の村井も参戦、そこに丑嶋を破滅させようとする腕利き弁護士・都陰とその部下・あむ、美容界のカリスマ・万里子も絡んで息もつかせないドラマが幕をあける。
丑嶋は本当に血も涙もない人間なのか。12年の歳月を超えた因縁の最終決戦の果てにあるのは和解か、決裂か? 絶望か、希望か?

【感想】
シリーズで一番暴力的描写が多い作品でえぐい描写は多かった。その分、なかなか感情移入はしづらく、余り頭を使うこともないので、物足りなさはあった。丑嶋や江崎のバックグラウンドにフォーカスしているので、シリーズとして見てきた人を対象にしている作品か。キッズリターンもそうだが、モロ師岡は本当に悪い先輩の役が似合うし、六角精二や八嶋智人など、この人がこの役ででて本当にいいのかというハラハラ感はあった(笑)
頭を使う話ではないが、消費者金融の社会問題化⇒グレーゾーン金利判決⇒過払い弁護士の発生という消費者金融を巡る流れや、銀行系消費者金融しか生き残れない業界環境、規制強化(過度の保護主義)により借りたい人がまともな業者から借りられない現状等にも触れていて、零細業者の地道ななど話の本筋とは関係ない各登場人物の何気ない発言に含蓄は感じられた。



  1. 2016/11/05(土) 10:50:32|
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『どんなにがかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』Eiko

「開脚もできないやつが、何かを成せると思うな。」

開脚の女王と呼ばれてYoutubeで300万動画再生を達成したヨガインストラクターの著書。
私は従来体が硬いのと、大学野球部時代以来腰痛に苦しんできたので体が柔らかくなればいいなと購入。
4週間でできるようになるそうなので、倍の8週間かかったとしても今年の忘年会の余興でやるには間に合うかと期待してます。

まだ初めて1週間も経過してないですが、オフィスで四股トレーニングをするとその後体が軽くなって席に座る姿勢がよくなってきた気がします。

著者によると開脚には以下の6つの効果があるとのこと。
1)アンチエイジング、ダイエット効果
2)けがの予防
3)脚のむくみ改善、脚の引き締め
4)全身のバランスが整い、お腹が引き締まる
5)股関節が正常の位置に戻り、いためにくくなる
6)O脚やX脚の改善にも効果あり

本の構成は、①開脚の成功事例、②開脚プログラム、③開脚を題材とした小説の3部構成。まさかの③がページの大半です。
①②はYoutubeでの動画からの付加価値はない印象。せっかく有料のコンテンツとして出すのであれば、何か付加価値があればよいうのに。
開脚の本ということで、製本面での工夫は面白いとは思いましたが(苦笑)

満足度
☆★★★★

  1. 2016/10/23(日) 08:40:55|
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『空気のつくり方』池田純

DeNAの球団社長が30億円の赤字球団を建て直す過程でのマーケティング戦略を振り返った一冊。DeNAはついに今年Aクラス入りを果たすわけですが、元はBクラスが当たり前の弱小球団。それなのになぜ、球場は満席なのかその秘密が書かれている。著者は商社・広告会社・DeNAという輝かしいキャリアだが、文章は平易で上から目線感も無く熱血ベテラン監督と話しているような感覚でスラスラ読める。
マーケティングの方法論自体に真新しさはないが、現場目線、ファン目線で空気を感じ取り、自ら手本となる事例を見て回る池田社長のDeNAの成功(まだ途上だが)をもたらしたのだろう。
勝ち負けという経営側では如何ともしがたい要素に注力するのではなく、自分のコントロールできる領域については徹底的に拘り、アメリカの成功事例をお手本としながら、ロジカルに考え抜く姿勢には感銘を受けた。
野球の勝敗を決する要素として占めるのは選手の実力が大きいのかもしれないが、スポーツにおいては会場全体の空気が勝敗に与える影響は決して少なくないと思う。アメリカのボールパークというコンセプトで球場の空気を一変させ、チームに勢いを与えて成功した事例がDeNAであり、広島であり、ソフトバンクなのだと思う。
価値のない財やサービスを売るのはともすれば詐欺になってしまうが、価値のある商品が売れないとすれば、それは売り方の問題。特にモノ以外のサービス業に従事する方に読んで欲しい一冊。

地下アイドルを見ていると、アイドルのパフォーマンスは秀でているのに運営が何も考えてないと売れないという例は良く見る。デジタルとアナログを駆使して、サービスをどうオタクに売り込むか。PDCAを回すという基本的なことすらできていない運営や、単にスケジュール調整などの事務に終始している運営(ひどい場合はスケジュール調整すらできない運営)が多すぎる気はする。ライブの入れ方にしても、日々のSNSでの活動にしても、その意図や戦略が見えればそれに気づくファンは支えるし、変われなければ顧客にラッキーで選ばれるしかない状況が続き、日の当たらないまま終わっていくのだと思う。

【エッセンス】
・コントロールできるものに徹底的にこだわる。 
・予知能力と察知能力を磨く。
・SNSを活用する。
・感性・直感・ひらめき・創造力の前提としてのデータ分析。
・経営を安定させ、その後チームに投資し、経営とチームの好循環を生む。
・徹底した組織分析/市場分析/顧客分析
・戦略ターゲットを定めて、彼らが実は求めている商品を創造
・ストーリーを創造する(商品と顧客、自社と顧客がつながるコミュニケーション )
・ストーリーが伝わる広告・PR
・コンテクストを読む。


  1. 2016/10/19(水) 06:52:16|
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『「東大」「ハーバード」流・16倍速仕事術 「掛け算」で成果を伸ばす 』本山勝寛


【感想】
東大・ハーバード大学院を卒業しNPOの広報担当として莫大な業務量をこなす筆者が、成果を最大限出すための方法論を述べた作品。
何か一つの取組によって16倍の成果を出すことはできないが、成果に結びつく要素に分解してそれぞれを少しずつ伸ばすことで成果16倍を達成しようとする。

具体的には、勉強成果=地頭×戦略×時間×効率と4要素に分解し、それぞれの要素を更に分解していく。
・地頭=「読む力」+「書く力」+「計算する力」
・戦略=「目標の立て方」+「情報力」+「プランニング」+「チームワーク」+「人脈術」
・時間=「スキマ時間の活用」+「優先順位とメリハリ」+「時閣の捉え方」
・効率=「段取り力」+「IT力」十「目的志向力」+「集中力」

それぞれを伸ばす方法論について真新しさはないが、どれも大きなコストをかけずに実現可能なものばかりで非常に実践的な内容に感じた。

満足度
☆☆☆☆★


  1. 2016/10/17(月) 09:45:40|
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